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                                            船旅しょの2

今回の旅行のおおきな目的、船の旅。

 船旅の等級について
今回利用した飛龍21は船室が特等、1等、2等と3段階に分かれています。この船は珍しく2等でも各人にベッドがあてがわれますが、大抵の場合大広間で共同生活という状態では無いでしょうか?

数時間だけの移動が目的のフェリーならコストの問題から2等もありかと思うけれど、宿泊を伴う船舶の場合、上のクラスはちょっとだけリッチな気分を味わえます。 (豪華なクルーズ客船でなくってもネ!)
ただし1室の収容人員が決まっているので、込み具合では知らない人と相部屋ということもありえます。
※飛龍、飛龍21は別料金にてひとり貸し切りというのもあります。

知らない人とワイワイがやがやが好きな人、たまにはノスタルジーを味わいたい人、ま〜色々でありますハイ。
(…つまるところみんなが上等船室を申し込んでしまうと、結果相部屋率が高くなるわけで上をすすめるのもなんとも痛しかゆしで、、、)
いつの世も若者はビンボー旅が良いという結論になりました。

 〜沖縄、乗船まで
東京から沖縄までは午後便の飛行機にのりました。 夕方の乗船受付までにはちと時間もあるし、飛行場(空港じゃなくこの言い方、すきだな〜)からのモノレールを途中で降りてさっそく自転車をこぎ始めました。

R58を北上して、途中”りうぼう楽市”という郊外型SCで買い物をしてから那覇新港へという段取りです。
地図のコピーを片手に見ながらしばらく走っても目的のSCが見つかりません。途中、そば屋の出前の人に聞いたらだいぶ行き過ぎてしまったような、トホッ
SC内のスポーツショップにてタイヤの空気を入れてもらう。朝、家をでるときにパンパンに入れたつもりがちょっと少なくなっていた。
なんでだろう??飛行機内の気圧かな〜? いずれにせよ親切な店員さん(・ー・)ありがとー

SCにはいろいろな店が入っていてダイソーにてボンベ式の小型空気入れを購入。機内持ち込みが不可であることを考え沖縄にて購入の予定だったがあってよかった〜。
船内でのおやつにとサトウキビのからまったピーナッツを購入。そうきそばで腹ごしらえをして、いざ港へ出発だー。

夕焼けの空がいつの間に闇へと代わる。人影もまばらで自動車だけが多い沖縄の町を無灯で港へと向かう。(ライトは持ってくるべきだった)
フェリー乗り場内の有村産業の窓口にて、予約した船券の支払いをする。キャッシュオンリー、カードは使えない。いちど倒産した会社は現金勘定。これは正しいことだよね。

待合室には若者を中心に多くの人たちがあつまってきた。
やがて、本船に乗り込むためのマイクロバスが客を運んでいく。わたしは荷物が大きいので一番最後にした。
マイクロは都合3往復することとなった。
これってお客多いのかな〜??個室にありつけるだろうかちょっとだけ心配になる。

暗闇の岸壁に階段だけが照らされている。本船の大きさはいまいちよくわからない。
乗り込んだ人々は乗船名簿によって、2等の客は指さす方向へ1等の客は部屋の鍵を受け取り反対の方向へと進む。

私の部屋は、、??ちょっとだけ期待というかわくわく感がある……
やった〜っ通路側の個室だ〜 (翌日気が付いたがドアには特等となっていた) 
有村のHPで見ると1等は内側の4人部屋と窓側の2人部屋とがあるが、実船では窓側を特等とし、ほかにスウィートがあるようだ。

 船の生活
気づかないままに船は出ていた。出航のドラが鳴り人々が別れのテープをふる、なんてことは無かった。(ちょっぴり期待してたのに…)
やがて落ち着いた頃、船内アナウンスにて夕食の案内が流れる。
※本船はクルーズ船ではありません。食費は各自負担です。
さっきそうきそばを食べたばかりで腹は空かない。自販機のカンビーを買って部屋で飲む。
そうしたら船内探索だ。

みんなも三々五々船室を出てくる。テーブルで談笑したりゲームを始める中国語人(台湾の人かと)、女の子に旅を語る若者、デッキで潮風に当たる人々。
皆が今日が初日です〜って顔でうきうきしている。本船は名古屋が出発地なのだがはじめから乗り込んだ人なんているのだろうか?
月明かりの夜がいつまでも続く。

※翌日気づいたのだが本船には甲板に椅子のたぐいが一切無い。安全上の問題からかもしれないが、ベンチで日がないちにちボーっと波間を見つめてるっていいと思うんだけれども、、

朝早くに宮古島に着いたようなんだけれども、闇の中で果たして何人の客が降り何人が乗船したのだろうか?半分夢うつつだ。
2度寝ののち7時か8時か?朝食のアナウンスが流れダイニングルームへと向かう。


写真を撮り始めたのでこれよりアルバム解説併用とする。

広い食堂に客はあまり多くない。翌朝もそうだった。
みんなどうしているんだろうか?

朝食にサンドイッチを注文した。豪華客船じゃなくってもロゴ入りの食器が素敵だ!
メニューは他にご飯ものなどの和食ほか3種くらいだったか?
海側の部屋で良かった(´∇`)ホッ
通路側は何も見えない閉鎖空間
自室にて自転車を広げる。 棚の上にはテレビがある。
手前のソファーは広げるとエキストラベッドになる。その手前に冷蔵庫と小物入れの棚がある。質素にして快適である。
食後の散歩。上の階では1日中念仏をとなえるおじいちゃんが。
写真右側が2等船室の窓。デッキから室内が丸見えなのがなんとも、、
 朝練に三線を弾く青年。沖縄でもらったのだそうだ…
狭くてもこざっぱりした洗面所。この左側にシャワー室。
浴槽はない。
トイレットペーパーに中国語の注意書きが、、皆様方、使用した紙はかごへって??トイレに流しちゃだめなの?
向こうに沖縄列島の島が、右は救命ボート 最上甲板のHはヘリポートにしては狭すぎだろう。
飛龍のHか?なんちて
どこまでも広がる青い海原 船首と船尾にはコンテナ荷物を積んでいる

■石垣島へ

沖縄列島の島々を遠くに見ながら、やがて船は石垣島へ到着した。多くの人はここで下船するようだ。
私も彼らと一緒にこの島に降りたってチャリをころがすことにした。
島の南端が港町になっている。食堂で昼食をと思ってもあいているのやら?なんとも勝手がつかない。
頭のてっぺんを南の太陽が照らし、のんびりした時間のなか旅人たちは町のなかに散っていった。

町なかの店にてサーターアンダーギー(難しい名前だよね)を買う。さよこの店とか言った名前だった、手作りがうりらしい。
ほかにスーパーでドリンクやらなんやらを買う。店の人に「沖縄コーラってありませんか?夕べテレビのCMでみたんだけれど」ってきいたら???って顔をしていた。

もっとゆっくり島を廻りたいが出航までに時間がない。さっさと船にもどらねば、、

この島から乗り込む人もいる。石垣を観光して次の目的地、台湾へ向かう人、台湾から観光にきて帰る人たち、様々である。
ここから乗ってきた一等船室の客に、昔日テレのバラエティーにでていた台湾の青年、チューヤンにそっくりな顔の若者がいた。話しかけると???日本語が通じない、まさに台湾人だったのである。
彼はアメリカ留学中の学生で「石垣島に観光にきてこれから国に帰る」てなことを言ったと思う。。。この暑い中背中に”マンガおたく研究会”とかいう刺繍のはいったジャージーを着ていた。変なやつである。彼とはその後何度か言葉を交わすこととなる。

またひとり別に、岡山からきた65歳という定年退職の人にあった。彼は台湾へは何度となくいってだいたい勝手がわかってきたとの事だった。よく怒る人でなににつけおこっていた。

午後彼としばらく話し込んで、ガイドブックで説明してくれるということになり本を見ていると気持ちが悪くなってきた。船酔いである。
船は沖縄列島の沿岸を離れ、完全な外洋へと乗り出していた。
いままで全く揺れなっかた船が少しうねりだした。酔いやすい人はこんなところで本なんて読むものじゃない。
しばらく部屋で休むことにした。

続きはまたにしとうございます(...てか書きかけ) byシェーラザード
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