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                  船旅・しょの2
 石垣島から台湾の港町、高雄(カオシュン)までの船上記

石垣は港の様子や大きさから、思った以上に大きな町だと思えた。それまで南国のちいさな島というイメージだったんで。。。
住宅の屋根は、お約束の白い漆喰でかためられた屋根瓦がのっていた。

外洋へ出たのに気づかずガイドブックを見ていたらたちまち船酔いになってしまった。

10時を過ぎたあたりから大きな島が見えてきた。
航海は順調だ。
石垣島にて。
もうすぐ着岸だ、大きな町であることが感じられる。
石垣にて下船する人達が船内ロビーに集まる。
あれ〜こんなに乗ってたっけ??
石垣港にて下船の様子。かなり大きな船なことがわかる。
写真中央の階段降り口から、上の階のロビーへはエスカレータで上がる。
市民会館前の通り。路駐大歓迎といったところか 表通りからはずれた金物屋さん。思いっきり南の島の雰囲気をかもしている。
八重山諸島最後の島影。これにてしばらく日本も見納めだ。 カツオドリと思われる海鳥が5羽6羽ほど船の周りを回っている。人の顔を見に来たのか?魚の群れがいるのか?
朝もやの高雄港。
すぐ下船できるわけではない。しばらくは本船の荷役作業がつづく。
 本土上陸はタグボートにて。船から下りてまた船へ乗る。

■3日目の朝、まだ暗いうちに高雄港に着いた。岸壁の小屋にあかりがともり人影が見える。
本船ではフォークリフトやコンテナ車が入れ替わり立ち替わりに荷下ろしや積み込み作業を行っている。

やがて船内アナウンスがあり、乗り込んできた入国審査官がパスポートチェックをおこなう。
船客は全部で10数人だったかと思う。ずいぶん少なくなってしまった。

船での最後の朝食をすませ、下船である。
見送りの事務長やクルーの顔に無事故で客を送れることの安堵感がうかがえる。
※航海中に出会った接客スタッフは3名と、かなりすくなっかたと思う。事務長と思える男性と2名の女性クルーが受け付け事務から接客、フロア掃除、食事の配膳やらコーヒーサービスまでこなす。少ない人員でなんでもやる、脱帽だ。
(キャプテンや航海士など他の船員も同じ食堂で食事をとってくれたらお客さんも喜ぶんじゃないだろうか?)

本船の着岸壁は港のかなり先っぽの方にあり、タグボートにのせられて本土上陸ということになる。
上陸後、税関建屋にて関税手続きがある。荷物検査でたばこが何カートンも出てきて、税金を払えといわれても解らないふりをする日本人。税関職員もめんどうなのか今回だけはなんて。。。いつも繰り返される光景なんだろう。

税関を抜けて晴れて台湾入国だ。さっそく自転車をひろげると、みんな珍しそうに集まってきた。チューヤンと岡山の旅人にも別れを告げる。

船の旅は終わった。
長かったとも、短かったとも感じる間もない。見知らぬ地に踏み出す緊張感がさきにたつ。言葉の問題、意思疎通は出来るんだろうか?


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